5年前の「街の未来予想図」がコロナ禍でめっちゃ当たってる話

まじめ・勉強
4年前の2016年から、博報堂生活総研(という博報堂さんがやっている、定点調査から未来を予測する研究所:81年~)でとても面白い取り組みが始まりました。
それは「みらい博」という名称で、研究内容を毎年ひとつのテーマを決めて、
万博のように華やかにそれを紹介するというものです。

 “みらい博” が描くぶっ飛んだ未来予想図

「みらい博」について、公式サイトでは次のように紹介されています。
“主な研究活動 「みらい」の誘発と提言
次の生活を形づくっていく社会と生活者のダイナミクスを、
さまざまな兆しやデータから洞察・発見し、
『みらい博』というタイトルで、毎年、発表と提言活動を行っています。”
(生活総研HPより:https://seikatsusoken.jp/about/)
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2020年は「時間」をテーマにした“私の事件が溶けていく”、

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2018年は「通貨」をテーマにした“進貨論”、など
毎年非常に興味深い切り口での研究が発表されています。
ところが、読んでみると非常に面白い一方で
「こんなことある?!」と思ってしまうこともしばしば。例えば2020年のみらい博では、こんなぶっ飛んだ未来が予想されています。

ハイパーワーキングスペース
照明の明滅と人間の錯覚を利用し、
時間の流れをゆっくり感じられるワーキングスペースができる。
1時間の作業で、感覚的には3時間分の作業が可能となり、
仕事時間を圧倒的に短縮できるようになる。
これはドラゴンボールの「精神と時の部屋」だな・・という印象を受けつつ、
こんな未来本当にあるの?!と思ってしまいます。そうしたぶっ飛んだ未来予想図が
この“みらい博”ではたくさん描かれています。(そしてそれが面白いのです)

こんな未来くる?と思った5年前(2016年)

そんなわけで、この“みらい博”というのは
基本的には精神と時の部屋てきな「ぶっ飛んだ未来予想図」が提示される場なのです。この”みらい博”の立ち上げである2016年のテーマ“街の未来”

実はこのときに生活総研の方から直接お話をお伺いする機会があり
ふむふむとお伺いしていたのですが、
当時はいまハイパーワーキングスペースを見たときと同じように
「ぶっ飛んだ未来だなあ」と感じていました。
確かに非常に興味深いし、
ありそうな未来なのですが、
同時に「そんなことある?!」という感じです。
テクノロジーはどんどん進歩していくが、人の習慣はそうそう変わらないものです。
技術が発展しても世の中はそのままだったりするもの。
ところが・・
2020年、コロナ禍で世の中の様子は一変しました
そこで、着々と進歩してきたテクノロジーが一気に花開き、
人々の過ごし方は、世界はあっという間に変わり、
なんとこの未来予想図が怖いぐらい当たりまくっているのです。

今回はそのことについて、ぜひ紹介させて頂きたいと思います。
(予測画像はすべて生活総研ページより)

当たりまくる未来予想図

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テレワークしてる!!!!



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ZOOM飲みしてる!!!!



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バーチャル商店街してる!!
これはニュースで見た益子焼のバーチャル陶器市のやつですね。


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オンラインお料理教室です!!
まさに会社の子がやっていました。

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バ美肉!!Vtuberだ!!!!



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サテライトオフィス!!
コロナ禍で出番が一気に増えました。もうすっかり日常ですね。

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パラレルワーカー!!
副業の新ガイドラインもいよいよ発表されました。



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スマホ絶ち、ネット絶ち!!

デジタルデトックスです!!!


その他も様々な未来が予想され、見事に的中しているものが多いです。
これが描かれたのは2016年。
PPAPが流行っていたころです。

まさか早々に4年後に実現するとは、
未来を描いた方も思わなかったかもしれません。
仮に種となるテクノロジーがあったとしても、
それによって生まれる未来の世の中をこうも見事に当ててくるとは。
そして実現することだけでなく、
オンラインで溜まるストレスまで未来予測。
未来技術の「プラスの面」と「マイナスの面」のどちらをも見つめる。
生活総研さんは本当にすごい。ずっと先だと思っていた未来たちも、
ふとしたきっかけで次々と実現していくものなのかもしれません。

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