- Windowsの電卓で割り算の余りを出したい
さいきん基本情報技術者試験など、プログラミングやアルゴリズムの勉強で「割り算の余り」を用いる機会が多くあります。
たとえば「x mod y」=xをyで割った余り、のような。
過去問道場で問題を解いているとよく出てくるのですが、わたし個人としては“試験当日は筆算でちゃんと出すとして、今は計算の練習をする場面ではないので電卓で出してしまいたいな”という場面が多いです。
ところが、例えば「32を15で割った余り」をWindowsの電卓で求めようと思うと、
「32÷15」で「2.133333333333333」という答えを出してから
整数部分の2を掛けて「15×2」で「30」を出し、
「32-30」で「2」を求めるという3度手間がかかってしまいます。
この「電卓で割り算の余りを計算するのがめんどくさい問題」について、
解決策を見出しましたので今回紹介したいと思います。
- 電卓の「プログラマー」機能を使えば簡単に計算可能
実はWindowsの電卓には「プログラマー」という機能があり、この機能を使えば一発で割り算の余りを出すことが出来ます。
以下に手順を紹介します。
- Windowsの電卓左上のハンバーガーメニュー(三みたいなやつ)をクリックし、
メニューから「プログラマー」をクリックして機能を切り替える
この画面に切り替わった時点で、情報処理の知識がある方はなんとなく検討がつくかと思いますが、剰余の計算をする「%」を使って求めます。 - 切り替わった電卓で、÷のかわりに%を使って計算する
※例えば32÷15の余りが知りたいのであれば
÷のかわりに“%”という記号を使って、「32%15」と入力をする
あとは「=」を押せば、「32÷15=2...2」の余りである「2」が表示されます。
(よく考えたら商も2で余りも2で例がややこしかったなと思い、33÷15の余りも出してみました)
まとめますと、
1.「プログラマー」電卓に切り替える
2. ÷で割り算をする(商を出す)かわりに%で割り算をする(剰余を出す)
以上の超簡単2ステップになります。
少しでも皆さまのお役に立ちましたら幸いです。