こんにちは、にどねゆうきです。
今日はゲームボーイの「スーパーマリオランド」について私のレビュー・感想を書いていきたいと思います。
▼作品情報
(Wikipediaより)
1.ここが面白い
ゲームボーイは解像度がとても小さいゲーム機なんですね。なんと「166×144」。
最新スマートフォンであるiPhone12の解像度は「2530×1170」です。
10分の1くらいかな?と思われた皆さま、いやいや。
掛け算ですから面積はゲームボーイ「23,904」 に対してiPhone12「2,960,100」。つまり100分の1以上。
なんとゲームボーイはiPhone12の1%以下の解像度しかないのです。1%て。
なので続編の6つの金貨と比べると分かりやすいんですが、
ふつうにゲームを作るとめちゃくちゃ画面が狭くなるんですよ。
なのでビーーーーッと走っていると、画面外の敵が突然現れて事故死ということが頻繁に起こります。
ゲームボーイと据え置き機では見えている範囲が違うので、ゲーム性が異なるゲームになってしまうということですね。
ちなみに当時の据え置き機の解像度はファミコンでも256x240、スーパーファミコンではなんと512x478なのでゲームボーイがいかに狭いかというところです。
この対処方法として、キャラクターを小さく作れば見える範囲は変わらないのではという逆転の発想で潔くデザインされたのがスーパーマリオランド。漢気に溢れる決断に拍手を送りたいです。
その結果としてスーパーマリオランドはキャラクターはめっちゃ小さいけどゲーム感覚は据え置き機と同等という遊び心地を手に入れたのです。
当然見た目は悪くなります。それなのに新型ゲーム機のデビューに遊ぶ楽しさを優先した任天堂はさすがだなと思います。
これは聞いて頂いてご判断いただくほかないのですが、曲が名曲ぞろい。
「スーパーマリオランド」という別シリーズということなのか、スーパーマリオブラザーズでおなじみの曲は使われていません。
(それこそキノコが出てくる効果音ひとつとっても違うんです)
あまりにも曲の評価が高すぎて、海外ではMCマリオによるリミックス・アルバムも出たとか。
いつか聞いてみたいですね。
一応「サラサ・ランド」という国を旅していることにはなっているのですが、
どう見ても世界を大冒険しているのがこのスーパーマリオランドの魅力でもあります。
まず最初はエジプト風の1面。スフィンクスがボスです。
そして2面は海の国。2-3では潜水艦で魚とかタツノオトシゴとかと戦います。
ちょっと相手に対してオーバースペックな気がしますが、魚がぶつかるだけで爆散する貧弱な装甲なので大丈夫です。
そして3面はイースター島が舞台。相手はモアイです。
なんとモアイに羽が生えて飛んできます。手足が生えているタイプもいます。
そして最終の4面はステレオタイプを限界まで突き詰めた中国。
ラーメンの器みたいな模様に竹林にキョンシー、極めつけはテケテンテンテンみたいな中華風情満天のBGM。今出したら怒られるんじゃないかというレベルの典型的な想像の中の中国が繰り広げられています。
あれですね、例えるならストリートファイターⅡの春麗と戦うときの背景の雰囲気に似ています。
ああいう感じの想像の中の中国です。らんまが修行して泉に落っこちる感じの中国です。
ですがこういうコテコテにステージを冒険していくのがやっぱり楽しいんですよね。
そのへんはクラッシュバンディクー3とかスーパーパンとかとよく似ていると思います。旅はいいですよ。
2.ここはクセある
ミリ単位(例え)での操作を要求されます。
画面に映っているところとか、ものすごく小さい落下するブロックをぴょんぴょんと跳んでいかなければいけないんですけど、これけっこう難しいですよ。
とくに遅延が発生するゲームボーイプレイヤーは仕様上難易度がさらに上がります。
ドットがものすごく小さいので、1マスに降りたいときちょっと動かすとすごくマリオが動いちゃうんですね。とくに初見では厳しいかもしれません。
ですがファミコンもそんな感じといえばそんな感じだった気もするので、ある意味ではマリオらしさかもしれません。
3.まとめ評価
ゲームボーイというハードを背負って発売した同時発売ソフト「スーパーマリオランド」。
このソフトの売上、そしてハードの売上を見ればその大成功は明らかでしょう。やっぱり面白いですよこれ。
ステージ数は3×4=12なのですが、ハード特性上「マリオを動かしたいときに気軽に遊ぶ」感じのゲームなのでこれもぴったり。セーブ機能もありませんが、一発でクリアすることを前提に作られている長さなので気になりません。
マリオはやはり時代を超える面白さがあるといいますか、このゲームもNewスーパーマリオブラザーズしか触ったことのない方が遊んでもすぐに楽しめると思います。
昔のゲームとして終わらせてしまうのはもったいない。
練りに練られた12ステージのマリオが遊べる至極の一品。ぜひぜひお楽しみください。
今から遊ぶには3DSのバーチャルコンソールが手軽でおすすめです。
今日はゲームボーイの「スーパーマリオランド」について私のレビュー・感想を書いていきたいと思います。
▼作品情報
ジャンル | 横スクロールアクション |
---|---|
対応機種 | ゲームボーイ (GB) |
開発元 | 任天堂開発第一部 |
発売元 | 任天堂 |
プロデューサー | 横井軍平 |
ディレクター | 岡田智 |
プログラマー | 山本雅央 原田貴裕 |
音楽 | 田中宏和 |
美術 | 松岡洋史 真下雅彦 |
シリーズ | マリオランドシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 512キロビットロムカセット[1] |
発売日 | ![]() ![]() ![]() |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
コンテンツ アイコン | なし |
ダウンロード コンテンツ | なし |
売上本数 | ![]() ![]() |
1.ここが面白い
- ゲームボーイなのに画面が広い!
ゲームボーイは解像度がとても小さいゲーム機なんですね。なんと「166×144」。
最新スマートフォンであるiPhone12の解像度は「2530×1170」です。
10分の1くらいかな?と思われた皆さま、いやいや。
掛け算ですから面積はゲームボーイ「23,904」 に対してiPhone12「2,960,100」。つまり100分の1以上。
なんとゲームボーイはiPhone12の1%以下の解像度しかないのです。1%て。
なので続編の6つの金貨と比べると分かりやすいんですが、
ふつうにゲームを作るとめちゃくちゃ画面が狭くなるんですよ。
(※続編:スーパーマリオランド2 6つの金貨)
なのでビーーーーッと走っていると、画面外の敵が突然現れて事故死ということが頻繁に起こります。
ゲームボーイと据え置き機では見えている範囲が違うので、ゲーム性が異なるゲームになってしまうということですね。
ちなみに当時の据え置き機の解像度はファミコンでも256x240、スーパーファミコンではなんと512x478なのでゲームボーイがいかに狭いかというところです。
この対処方法として、キャラクターを小さく作れば見える範囲は変わらないのではという逆転の発想で潔くデザインされたのがスーパーマリオランド。漢気に溢れる決断に拍手を送りたいです。
その結果としてスーパーマリオランドはキャラクターはめっちゃ小さいけどゲーム感覚は据え置き機と同等という遊び心地を手に入れたのです。
当然見た目は悪くなります。それなのに新型ゲーム機のデビューに遊ぶ楽しさを優先した任天堂はさすがだなと思います。
- 曲が名曲ぞろい
「スーパーマリオランド」という別シリーズということなのか、スーパーマリオブラザーズでおなじみの曲は使われていません。
(それこそキノコが出てくる効果音ひとつとっても違うんです)
あまりにも曲の評価が高すぎて、海外ではMCマリオによるリミックス・アルバムも出たとか。
いつか聞いてみたいですね。
- 世界を股にかける大冒険
一応「サラサ・ランド」という国を旅していることにはなっているのですが、
どう見ても世界を大冒険しているのがこのスーパーマリオランドの魅力でもあります。
まず最初はエジプト風の1面。スフィンクスがボスです。
そして2面は海の国。2-3では潜水艦で魚とかタツノオトシゴとかと戦います。
ちょっと相手に対してオーバースペックな気がしますが、魚がぶつかるだけで爆散する貧弱な装甲なので大丈夫です。
そして3面はイースター島が舞台。相手はモアイです。
なんとモアイに羽が生えて飛んできます。手足が生えているタイプもいます。
そして最終の4面はステレオタイプを限界まで突き詰めた中国。
ラーメンの器みたいな模様に竹林にキョンシー、極めつけはテケテンテンテンみたいな中華風情満天のBGM。今出したら怒られるんじゃないかというレベルの典型的な想像の中の中国が繰り広げられています。
あれですね、例えるならストリートファイターⅡの春麗と戦うときの背景の雰囲気に似ています。
ああいう感じの想像の中の中国です。らんまが修行して泉に落っこちる感じの中国です。
ですがこういうコテコテにステージを冒険していくのがやっぱり楽しいんですよね。
そのへんはクラッシュバンディクー3とかスーパーパンとかとよく似ていると思います。旅はいいですよ。
2.ここはクセある
- 要求されるミリ単位操作
ミリ単位(例え)での操作を要求されます。
画面に映っているところとか、ものすごく小さい落下するブロックをぴょんぴょんと跳んでいかなければいけないんですけど、これけっこう難しいですよ。
とくに遅延が発生するゲームボーイプレイヤーは仕様上難易度がさらに上がります。
ドットがものすごく小さいので、1マスに降りたいときちょっと動かすとすごくマリオが動いちゃうんですね。とくに初見では厳しいかもしれません。
ですがファミコンもそんな感じといえばそんな感じだった気もするので、ある意味ではマリオらしさかもしれません。
3.まとめ評価
ゲームボーイというハードを背負って発売した同時発売ソフト「スーパーマリオランド」。
このソフトの売上、そしてハードの売上を見ればその大成功は明らかでしょう。やっぱり面白いですよこれ。
ステージ数は3×4=12なのですが、ハード特性上「マリオを動かしたいときに気軽に遊ぶ」感じのゲームなのでこれもぴったり。セーブ機能もありませんが、一発でクリアすることを前提に作られている長さなので気になりません。
マリオはやはり時代を超える面白さがあるといいますか、このゲームもNewスーパーマリオブラザーズしか触ったことのない方が遊んでもすぐに楽しめると思います。
昔のゲームとして終わらせてしまうのはもったいない。
練りに練られた12ステージのマリオが遊べる至極の一品。ぜひぜひお楽しみください。
今から遊ぶには3DSのバーチャルコンソールが手軽でおすすめです。