【レビュー・感想】なかよしペットシリーズ3 かわいい仔犬：2億円強の庭付き一戸建てで繰り広げられる仔犬との10日間

こんにちは、にどねゆうきです。
今日はGBの「なかよしペットシリーズ３かわいい仔犬」について私のレビュー・感想を書いていきたいと思います。

▼作品情報

ジャンル	ペット育成
対応機種	ゲームボーイカラー
メーカー	エム・ティー・オー

人数	1人
メディア	カートリッジ
発売日	2000年8月11日

1.ここが面白い

強引で唐突なストーリー展開が面白すぎる

これはもう見て頂いたほうが早いと思うので、さっそく確認していきましょう。

（たぶん）都内庭付き一戸建て…なんて良い家だ。
（おそらく）多摩川も近いようなので、世田谷区の庭付き一戸建てで調べてみたら
上野毛に156平米で1.7億円の物件が出てきました。

suumoのパース（参考CG）とゲーム中の画面を見比べると、ゲームのほうが庭が大きく見えるので実際には２億は下らない物件でしょう。

戸建てということでリセールバリューは決して有利ではないことから、ダブルインカムのエリートサラリーマン夫婦であってもなかなか手を出しにくい物件。
この感じ、間違いありません…!!! 地主の臭いがします。

たった一コマで一気に感情移入がし辛くなりましたが追って見ていきましょう。

たぶん二子玉川ライズですね。

２億の家に来るお客さんって訪問販売員とかマルチ商法とか投資案件とかヤバそうですね。
うちにはお金がなくて本当に良かったです。
さて、誰が来たのでしょうか。

めっちゃヤバい人来た。

冷静な対応。
横から見た絵面がヤバすぎます。どんな腹だよ。

変な人とあんまり会話をしてはいけません。危険です。

いや怖いよ。

うわめっちゃ可愛い。

この謎のおじさん「ドクターパピー」から犬を強制的に押し付けられて、それを育てていくというのがゲームのストーリーになります。強引。
しかしながらこのあまりにも強引すぎるストーリーが気持ちよいのがこのゲームの魅力です。こういうのでいいんだよ感。

子犬のドットがとにかく可愛い

子犬を育てるゲームなので、その子犬に愛情を持てるかどうかは非常に重要なポイント。
そんなわけでドット絵やしぐさが生命線なわけですが、このゲームめちゃくちゃ可愛いです。

だいぶデフォルメされているのでリアルかというとそういうわけではないですが、
たっぷりと愛情を注がせてくれるかわいらしさです。

わりと出来ることが多い

「ゲームで発見！たまごっち」ぐらいのものを想像していましたが、
「ハムスターパラダイス」ぐらいにやれることは多いです。

犬なので散歩が出来るのですが、散歩先では様々なイベントが起こります。

例えば河川敷コースでは「ディスクドッグ（円盤投げ）」のミニゲームが出来るなど、仔犬とのふれあいをより楽しませてくれるイベントがたくさんです。

2.ここはクセある　　

10日間で強制的に離縁させられる

プレイしていて衝撃的だったのですが、このゲーム10日間で強制的に仔犬と離縁させられます。

いのちの教育の役割も担うペット育成ゲームとしては斬新すぎると思うのですが、
10日間が終了すると「ドクターパピー」が再び２億円の庭付き一戸建てに現れて仔犬を回収していくのです。

わんころろと主人公が瞬間心重ねてからの・・・！

ドクターパピー来襲。
やくそくのひ　でしたなっ　が怖い。

ハンターハンターのヒソカみたいな感じで10日間の育成を評価されます。

そしてヒソカみたいな感じで次の犬を託されます。どういうことやねん。

見てください、このわんころろの絶望的な表情。

さっきまで「わたしとおんなじきもちだね」と言っていた主人公の掌返しっぷりが半端ないです。子供は残酷です。

さすがにドクターパピーもフォローするレベル。
強制的に回収していくくせにすごいこと言っているなとも思いますが。

すごいゲームです。

3.まとめ評価　　

よくよく考えたらタイトルからして「かわいい仔犬」ということで、あくまで仔犬を育てるゲームなんですよね。
成犬からしたら「かわいい仔犬」だなんてタイトルからしてもうとんでもない気がしますが。

若干のモヤモヤを感じつつも、そういうのも時代の味だと思いながらプレイしていくのが良い楽しみ方なのかもしれません。ちなみに私はわんころろが居なくなって心が折れてそこで止めました。