こんにちは、にどねゆうきです。
今日はニンテンドースイッチ「二ノ国 白き聖灰の女王 for Nintendo Switch」について私のレビュー・感想を書いていきたいと思います。
私はコロナ禍でこのゲームと出会ったのですが、なんだかギスギスしたご時世、非常にストレスフルな日常の中でこのゲームにとても癒して貰ったことを覚えています。
このゲームは経験値をためてレベルを上げて強くなる典型的なRPG、いわゆる「JRPG」。
定期的に挿入されるムービーが物語を大いに盛り上げてくれる「日本的手法」のゲームですが、完成度が非常に高くJRPGの決定版、ひとつの頂点だと私は思っています。とてもお勧めの一作です。
▼作品情報
(Wikipediaより)
1.ここが面白い
「二ノ国」というとジブリのゲーム、という漠然とした印象をお持ちの方が多いかと思いますが、その看板に偽りなしの上質な世界観が素晴らしいです。
ただの名義貸しではなく、本当にジブリの世界観そのままゲームになったという仕上がりです。
同じく大型のコラボといえば、スクウェア・エニックス × 米ディズニー社のキングダムハーツも非常に面白いシリーズ。このKHがディズニーの世界やキャラクターとコラボしているものだとすると、二ノ国はジブリというスタジオ、創作者集団の力とコラボしたという印象です。
まさしく自分で冒険するジブリ映画という表現がピッタリでしょう。
アニメーションだけでなくBGMも抜群のクオリティです。
主題歌の作曲ももちろんジブリでおなじみ久石譲さん。
そして歌うのは久石譲さんのお子さんでプロシンガーの麻衣さんです。
ナウシカの「ラン、ランララ、ランランラン」を歌っていたあの子です。
この主題歌のアレンジで各BGMが作られていて、ゲーム全体を流れる旋律がとても美しい。
ゲームの中では楽しい出来事も切ない出来事もいっぱい起こるのですが、それに寄り添う久石譲さんの音楽がもう至高の領域です。
フルボイスのゲームです。声付きです。
主役のオリバーが多部未華子さん。
仲間は長澤まさみさんに古田新太さんに大泉洋さん。さらに芦田愛菜さんに比嘉愛未さんと、映画撮ってもこんなに集められないんじゃないかという皆さまが揃っています。
そしてこれもチョットだけ出て名前をお借りする、といったものではなく最初から最後まで登場して喋りまくります。多部未華子と比嘉愛未が殴り合う姿が見れるのは二ノ国だけ!!
長澤まさみが良い味出してるってレベルじゃないのでぜひ聞いて頂きたいです。
なお、大泉洋演じるジャイロは声優にキャラクターが引っ張られすぎて完全に大泉洋になっています。
ドラクエ3が象徴的ですが、世界中を大冒険することってゲームの大きな魅力だったと思うんですよね。JRPGの決定版にふさわしく、二ノ国では様々なエリアを冒険できます。
これが本当にバラエティ豊かな景色ばかりなので、動かしているだけでも楽しいゲームです。
その中のほんの一部を紹介します。
どのエリアも、まさにジブリアニメの中を自分で操作して冒険していく感じ。
アニメとゲームの融合っぷりが素晴らしく、ノンストレスかつ没入感がハンパないです。
JRPGといえばストーリーを追っていくのも楽しみですが、二ノ国の物語はド直球の超王道。
王道が苦手な方には全く向きませんが、言うほど最近王道のゲームってありますでしょうか??
王道を王道のままやり切るのは本当に難しい。二ノ国はそれを見事に仕上げたゲームです。
「失った心を取り戻す」というのが物語のテーマですが、ドラクエのように各所での短編・中編のストーリーを紡いでゲームが構成されていきます。
旅の中でのたくさんの人たちとの出会いもまたたまらないです。
2.ここはクセある
長所がそのまま短所になってしまいますが、もうザ・王道なのでシックスセンスみたいな「そう来たかッ...!!!」を期待するとそういうのはないです。ショーシャンクの空にみたいなのもないです。グーニーズみたいな感じです。違うか。
JRPG、というか主にドラクエ4でありがちですがCPUがおバカです。悲しいぐらいおバカです。
戦闘中は自分以外の2人はCPUが操作して行動します。ガンビットのないFF12みたいな感じです。
MPを湯水のように使い非効率な攻撃を繰り返す長澤まさみと大泉洋。
これは大変だと操作キャラを替えると、今度は多部未華子が暴走します。対策はレベルを上げて物理で殴ることです。
ジブリのストーリーをほのぼの楽しむゲームなんだろうなと思っていると即・斬されます。
ふつうに敵が強いです。これも個人的にはむしろプラスのポイントだったのですが、ボタン連打で勝てるような難易度ではないのでボス戦は特に工夫が求められます。
ゼルダの伝説のような形で、弱点をうまくつくことが出来れば戦闘を有利に進められます。というより弱点を突かなければなかなか勝てないかも...。
ボス戦では古田新太が「ここを狙うんや!」みたいなアドバイスをくれるので、それを見逃さずにしっかりとチャンスを狙っていきましょう。
また、DQでありがちですが船を手に入れると全滅しがちなのでここはレベル上げ必須。もしくは沿岸部を這うように進んで強敵との遭遇を避けましょう。個人的にはこういうの大好きなのですが、令和の今では好みの分かれる部分かなと思います。
3.まとめ評価
誰がやっても楽しめる、上質なジブリデザイン・JRPGの決定版かと思います。
戦闘はヌルゲーではないので超簡単にクリアできる!わけでもないですが、動かしているだけでも大冒険が楽しいですし、子供に初めてのRPGとして遊ばせてあげたいような一作です。
Switch版・PS4版ともに当初のPS3版をHDリマスターした美しいグラフィックになっていますのでどちらもお勧めです。久々に王道のJRPGをやってみませんか?ぜひ遊んでみて下さいね。
今日はニンテンドースイッチ「二ノ国 白き聖灰の女王 for Nintendo Switch」について私のレビュー・感想を書いていきたいと思います。
私はコロナ禍でこのゲームと出会ったのですが、なんだかギスギスしたご時世、非常にストレスフルな日常の中でこのゲームにとても癒して貰ったことを覚えています。
このゲームは経験値をためてレベルを上げて強くなる典型的なRPG、いわゆる「JRPG」。
定期的に挿入されるムービーが物語を大いに盛り上げてくれる「日本的手法」のゲームですが、完成度が非常に高くJRPGの決定版、ひとつの頂点だと私は思っています。とてもお勧めの一作です。
▼作品情報
ジャンル | ファンタジーRPG |
---|---|
対応機種 | PlayStation 3 Nintendo Switch PlayStation 4 Steam |
開発元 | レベルファイブ |
発売元 | レベルファイブ バンダイナムコエンターテインメント |
メディア | ブルーレイディスク |
発売日 | PS3 2011年11月17日 2012年7月19日(オールインワン・エディション) Switch/PS4/Steam 2019年9月20日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
解像度 | 480p,720p |
売上本数 | 15万5,285本[2] 16,521本(オールインワン・エディション)[2] 110万本以上(出荷本数[3]) |
1.ここが面白い
- スタジオジブリ×久石譲×レベルファイブで作られる抜群の世界観
「二ノ国」というとジブリのゲーム、という漠然とした印象をお持ちの方が多いかと思いますが、その看板に偽りなしの上質な世界観が素晴らしいです。
ただの名義貸しではなく、本当にジブリの世界観そのままゲームになったという仕上がりです。
同じく大型のコラボといえば、スクウェア・エニックス × 米ディズニー社のキングダムハーツも非常に面白いシリーズ。このKHがディズニーの世界やキャラクターとコラボしているものだとすると、二ノ国はジブリというスタジオ、創作者集団の力とコラボしたという印象です。
まさしく自分で冒険するジブリ映画という表現がピッタリでしょう。
- 曲が良い
アニメーションだけでなくBGMも抜群のクオリティです。
主題歌の作曲ももちろんジブリでおなじみ久石譲さん。
そして歌うのは久石譲さんのお子さんでプロシンガーの麻衣さんです。
ナウシカの「ラン、ランララ、ランランラン」を歌っていたあの子です。
この主題歌のアレンジで各BGMが作られていて、ゲーム全体を流れる旋律がとても美しい。
ゲームの中では楽しい出来事も切ない出来事もいっぱい起こるのですが、それに寄り添う久石譲さんの音楽がもう至高の領域です。
- フルボイスで声が良い
フルボイスのゲームです。声付きです。
主役のオリバーが多部未華子さん。
仲間は長澤まさみさんに古田新太さんに大泉洋さん。さらに芦田愛菜さんに比嘉愛未さんと、映画撮ってもこんなに集められないんじゃないかという皆さまが揃っています。
そしてこれもチョットだけ出て名前をお借りする、といったものではなく最初から最後まで登場して喋りまくります。多部未華子と比嘉愛未が殴り合う姿が見れるのは二ノ国だけ!!
長澤まさみが良い味出してるってレベルじゃないのでぜひ聞いて頂きたいです。
なお、大泉洋演じるジャイロは声優にキャラクターが引っ張られすぎて完全に大泉洋になっています。
- 目まぐるしく景色が変わる。世界中を大冒険
ドラクエ3が象徴的ですが、世界中を大冒険することってゲームの大きな魅力だったと思うんですよね。JRPGの決定版にふさわしく、二ノ国では様々なエリアを冒険できます。
これが本当にバラエティ豊かな景色ばかりなので、動かしているだけでも楽しいゲームです。
その中のほんの一部を紹介します。
どのエリアも、まさにジブリアニメの中を自分で操作して冒険していく感じ。
アニメとゲームの融合っぷりが素晴らしく、ノンストレスかつ没入感がハンパないです。
- 黄金の精神で戦うド直球王道ストーリー
JRPGといえばストーリーを追っていくのも楽しみですが、二ノ国の物語はド直球の超王道。
王道が苦手な方には全く向きませんが、言うほど最近王道のゲームってありますでしょうか??
王道を王道のままやり切るのは本当に難しい。二ノ国はそれを見事に仕上げたゲームです。
「失った心を取り戻す」というのが物語のテーマですが、ドラクエのように各所での短編・中編のストーリーを紡いでゲームが構成されていきます。
旅の中でのたくさんの人たちとの出会いもまたたまらないです。
2.ここはクセある
- 王道でド直球なストーリー
長所がそのまま短所になってしまいますが、もうザ・王道なのでシックスセンスみたいな「そう来たかッ...!!!」を期待するとそういうのはないです。ショーシャンクの空にみたいなのもないです。グーニーズみたいな感じです。違うか。
- CPUがおバカ
JRPG、というか主にドラクエ4でありがちですがCPUがおバカです。悲しいぐらいおバカです。
戦闘中は自分以外の2人はCPUが操作して行動します。ガンビットのないFF12みたいな感じです。
MPを湯水のように使い非効率な攻撃を繰り返す長澤まさみと大泉洋。
これは大変だと操作キャラを替えると、今度は多部未華子が暴走します。対策はレベルを上げて物理で殴ることです。
- 意外と手応えのある敵
ジブリのストーリーをほのぼの楽しむゲームなんだろうなと思っていると即・斬されます。
ふつうに敵が強いです。これも個人的にはむしろプラスのポイントだったのですが、ボタン連打で勝てるような難易度ではないのでボス戦は特に工夫が求められます。
ゼルダの伝説のような形で、弱点をうまくつくことが出来れば戦闘を有利に進められます。というより弱点を突かなければなかなか勝てないかも...。
ボス戦では古田新太が「ここを狙うんや!」みたいなアドバイスをくれるので、それを見逃さずにしっかりとチャンスを狙っていきましょう。
また、DQでありがちですが船を手に入れると全滅しがちなのでここはレベル上げ必須。もしくは沿岸部を這うように進んで強敵との遭遇を避けましょう。個人的にはこういうの大好きなのですが、令和の今では好みの分かれる部分かなと思います。
3.まとめ評価
誰がやっても楽しめる、上質なジブリデザイン・JRPGの決定版かと思います。
戦闘はヌルゲーではないので超簡単にクリアできる!わけでもないですが、動かしているだけでも大冒険が楽しいですし、子供に初めてのRPGとして遊ばせてあげたいような一作です。
Switch版・PS4版ともに当初のPS3版をHDリマスターした美しいグラフィックになっていますのでどちらもお勧めです。久々に王道のJRPGをやってみませんか?ぜひ遊んでみて下さいね。