この本が面白い!「経済学史への招待(社会評論社,柳沢哲也 著)」

こんにちは、にどねゆうきです。

いつものように図書館で借りた本を読んで日々を過ごしています。
税金は強制加入サブスク。せっかくなので使います。
好きなだけ本が読み放題(しかも電子版ではない)ってよく考えたらすごいですね。図書館。



  • 経済学史の好きなところ
実は大学時代は経済学部で、VOCアプローチ(Varieties of Capitalism:資本主義の多様性)や経済学史を専攻していました。
経済学とか社会学をみると、その時代時代、あるいはその場所場所に置かれたときの人のものの見方を追体験出来るような気がして好きです。そりゃそうなるよねみたいな。

一般化してくとみんな似たような論理で動いてたりするんですよね。
例えば、自分が15世紀のイギリスにタイムスリップして政治を担ったら、やはり特許状を大商人に与えて歳入を確保する前期重商主義的なアプローチを取ると思います。
だって租税システムがロクにないんだから税金を確実にとるならそれぐらいしかないじゃないですか。そんな感じの話が好きです。


当時は色々本も読んだのですが、もう早々に全部忘れてしまいました。
社会に出てから使う機会一切ないですからね、経済学史。
とはいえ好きなことには変わりありませんので、むしろ一度クリアしたRPGを記憶がない状態でプレイする的な感じで、入門書から楽しむことが出来るとプラスに捉えています。



  • 図書館で見つけた神入門書「経済学史への招待」(柳沢哲也先生)
2017年初版の柳沢哲也先生(埼玉大学人文社会科学研究科教授)の著書、「経済学史への招待」という本を図書館で見つけました。


経済学史への招待
柳沢 哲哉
社会評論社
2018-11-15



いやー、これは面白いですよ。
自分が学生の頃にこの本あったらもっと経済学史が好きになっていただろうなと思います。
おそらく、今多くの大学の経済学部で教科書として使われているのではないでしょうか。羨ましい。

こちらが目次です。
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経済学誕生以前からケインズ経済学(とケインズ批判)が網羅的に紹介されていてます。
世界史の教科書とか社会科資料集とかよりは格段に詳しく、それぞれの専門書よりはずっとコンパクトにまとまっている感じで、教養として楽しく読むのに丁度いいです。


経済学というとだいたい古典派経済学(アダムスミスのあれ)から始まり、どの本読んでもアダムスミスばかりなのであーまた神の見えざる手ね…となりがちですが、なんとこの本はプラトンから始まります。
世界史で名前だけは知ってた「国家論」がめちゃくちゃ管理国家を理想としていて何これ超怖い…なことも指摘していますが、「ペロポネソス戦争で負けてアテネはこうこうこういう状況でボロボロだったからプラトンがこんなこと言うのも無理ないんやで」と擁護していたりして、上っ面だけに留まらない当時の状況を踏まえた裏話を教えてくれる感じがたまらないです。

「重商主義の前期後期区分は厳密なものじゃないからどうかと思うんだけど便利だから載せとくわ」など、専門家としてはむむむなことも初学者のために優しく教えて下さって理解がはかどります。


勉学による知的好奇心への刺激はテレビゲームとはまた違った楽しさがあります。
純粋に面白いんですよね。とくにこの分野は面白い。やっぱり人が一番面白いということでしょうか。
なんだか飲みに行って興味深い話を聞くような魅力があります。






ニュートンをはじめ、世の中の色んな発見は疫病で閉じこもってる期間になされてきたという歴史があります。
どうもこの疫病期間というのは人々に勉学の面白さを気付かせてくれる期間であるのかもしれません。



  • ところでオリンピック
とはいえ家でハイネケン飲みながらオリンピックを見ている人間が大した発見を出来るとは思いません。何ならアサヒを飲みながら経済学史の本を読んでいます。

というわけで、小市民の私たちは勉学もいいですがオリンピックもぜひぜひ楽しんでいきましょう。
(オリンピックも私たちの税金投入してますので強制サブスクです)

LIVE配信はこちらの「gorin.jp」が便利。




がんばれ日本!もいいですし、普段見られない競技を見るのもめちゃくちゃ面白いです。
今やっている「障害馬術」とかもめちゃくちゃ面白いですよ。障害が間違った解釈のエキゾチックジャパンな感じがたまりませんし、お馬さんが可愛いです。

gorin







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