こんにちは、にどねゆうきです。
前回の記事では「黒目時代ミッキー」の個人的に好きな作品を紹介させて頂きました。




前回書かせて頂きました通り、ミッキーマウスのデザインは1939年を境に黒目に白目が加わった現在に近いものに変わります。

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これを何と書いていいのか分かりませんが、便宜上「白目編」と題して1939年以降の作品の中からお勧めを紹介させて頂こうと思います。

今回も引き続き「ミッキーマウスクロニクル90年史」から紹介させて頂きます。



①ファンタジア―魔法使いの弟子(1940)

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黒目編の代表作が「蒸気船ウィリー」なら、白目編の代表作はこちらでしょう。
1940年公開、ファンタジアの中の一作「魔法使いの弟子」です。

不朽の名作であり、魔法使いの帽子をかぶったミッキーは最高にかわいいながらも、
幼いころに見るとトラウマ間違いなしの「トラウマ製造機」でもあります。

特に本の中でも紹介されている「無限に増えたホウキがひたすら水を汲んでくるシーン」、この前の「シルエットの中、斧でミッキーがホウキをぶち割るシーン」は筆頭です。


ファンタジアについては単独でディスクが出ていますのでぜひこちらで。
なお、続編に「ファンタジア2000」というOVAがあります。当時VHSをクリスマスプレゼントに貰ったのをよく覚えています。

こちらの「ファンタジア2000」では、基本的には全作品が新作となっているのですが、1940年版に敬意を表し魔法使いの弟子だけはリメイク収録となっています。こちらも必見です。
(今では二つがくっついたディスクが安価で購入できます)






  • ②ミッキーのつむじ風(1941)
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1941年の作品「ミッキーのつむじ風」です。

英語版ですが「ミッキーマウスの公式YouTubeチャンネル」で2021年現在無料で閲覧できます。



つむじ風の赤ちゃんとミッキーが格闘する話なのですが、よく動くんですよつむじ風が。
ディズニーキャラクターとしては珍しく、つむじ風は目や腕がついたりといった擬人化はされていないのですがとても生き生きと動いています。

トムとジェリー的な庭での格闘なのかと思いきや、成長したつむじ風によって「パーフェクトストーム」かなというぐらい激しい映画になります。

ミッキー気の毒すぎるのですが、最後まで前向きに茶目っ気を失わない様子でフフッと笑って終われます。

こちらは90周年ディスクでの視聴が可能です。



  • ③ミッキーのアルバイトは危機一髪(1995)
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1995年の作品「ミッキーのアルバイトは危機一髪」です。

これについて語りたいがために黒目と白目を分けたようなものです。めちゃくちゃ面白いです。
ミッキーの短編アニメ自体は1953年でいったん区切りがつき、そのあとはたまに中編をやる感じになっていました。(クリスマスキャロルとか、王子と少年とか)

久しぶりの短編となったこの「アルバイトは危機一髪」はパワーアップして帰ってきたギャグ作品です。

うっかりハワイ旅行に連れて行ってあげるとミニーに約束してしまったミッキー。
とてもそんなお金はありません。人体実験に参加してハワイ旅行代を稼ぎに行くという最高にエキサイティングなアルバイトを選択したミッキーがえらい目にあうというストーリーです。

君の名は的な要素とキングコング的な要素を豊富に取り込んだエンターテインメントムービーの傑作。

作品は見たことがないけれど、あまりにもマッドな感じになったミッキーには見覚えがある方もいらっしゃるのではないかと思います。この作品で出てきます




(こちらで見られます)




いかがでしたでしょうか。
前回の「黒目編」と合わせて10作品。ミッキーマウスの作品には名作が多すぎてとてもとても選ぶことが出来ず、ほかにもたくさんの名作があります。

今回もいくつか紹介させて頂きましたが、アメリカのディズニーが運営している「ミッキーマウス公式チャンネル」では無料でちょくちょくクラシック作品が公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。新作もなかなか面白いです。