皆さま、お仕事楽しんでいらっしゃいますか??
私は仕事が大好きです。
- しょうもない自分語り前置き ※本筋は次頁まで飛ばしてね!
そりゃ社会人になったばかりの頃は、
意を決して上京したのに結局大阪配属になったり(大阪最高!)
社会の現実と直面したり
売上目標いかず退職を覚悟したり
身体とこころをぶっ壊したり
本社に戻ったら戻ったで組織の難しさを肌で感じたり
色々ありましたが、なんだかんだで気がつけば社会人も10年近く続けることができ、
仕事の面白みも分かるようになってきました。
なにより段々と自分が役に立てる部分が増えてくると、
シンプルに世の中に対して仕事を通じて貢献出来ることが何より嬉しいですよね。
こういうのを綺麗ごとじゃなく、実感と誇りをもって言えるようになったことが良かったなと思いますし、これからはもっともっと色々なことに対してそうありたいなと思います。
と、ここまでまじめに書きましたが、
やっぱり気のおけない同僚と居酒屋で業界の未来について(やたら)熱く語り合ったり、
しょーもない内輪でしか分からない話でビール飲んで酔っ払ってるのが最高ですよね!
もうとくに内輪あるあるネタですよ。
同僚とでしか分かち合えない超狭いやつ。でもそれが何より面白いんですよね。
すいません生中もう1つ!
そんなわけで月に30回ぐらい飲みに行っていて、
全力で働いて飲んで癒してみたいな日々を送っていました。
中学生に例えると部活行ってそのまま自販機の前でだべる感じです。
ところが個人的な話ですが、結婚して奥さんにめちゃくちゃ気を遣うようになり
(全然行ってきていいよって言うんですけど、起きて待っててくれてたりするので気になる)、
そもそも周りも結婚してたり子供が産まれたりして、飲み会に行く回数が激減。
アラサーあるあるの悲劇ですね。
とはいえそんな生活をしていてもどこかで身体がダメになっていたと思うので、
いい機会だったと思うのですが輪をかけてのコロナ禍です。
会社の決まりでプライベートも飲みに行くなになってしまいました。
妥当と思います。当然ですね。
そしてコロナ禍になってからは、それはそれで色んな交流の形が増えました。
同期とオンライン飲み会をしたり、友達とゲームをしながらボイスチャットをしたり。
あんまり電話とかするほうじゃなかったですし、
オンラインマルチプレイなんて中学生の頃のMMORPG以来ですがこれがめちゃくちゃ楽しい。
仕事以外でのこういった場が増えて、
ワークライフバランスってこういうことかと生きる幸せをかみしめている毎日です。
…なんですけど、仕事の楽しい話をする場所がないんですよ!
同僚たちとの電話もたまに長電話にもなりますが、やはり空間の存在というのは大きく、何か違う。
熱い話はまだ業務中にするのでいいとして、
こう…なんか…仕事中にあったしょうもない話がしたい……
そんなことを思っていたら図書館に飲み会気分を味わえるめっちゃいい本がありました。
サラ・クーパー氏 著
ビジネスあるある研究会 訳
「会議でスマートに見せる100の方法」です。
- 会議でスマートに見せる100の方法
と、いう名のビジネスでよくある中身ないやりとりを取り上げた本です。
ちゃんと意味あるところで発すれば意味はあるとは思うのですが。
イキった若手、何者かになりたい中堅、こじらせたベテラン、私、そしてこれを読んでいるあなた。みんながついついやりがちなスマートっぽいやり取りをご覧ください。
- スマートに見せるための10個の主要な裏ワザ
No.2 パーセンテージを分数に言い換える (p18)
なにについて議論しているかに関係なく、それがスケールするかをたずねるのは効果がある。
この質問の本当の意味がだれにもわからないとしても、
どんな状況でも使え、エンジニアをどぎまぎさせることができる。(p22,クーパー,早川書房,2016)
- 描くだけでスマートに見える21個の無意味な図形
1.「ヴィジョン」と書いて、丸で囲む。
ヴィジョンに沿って進まなければいけないことをみんなに思い出させる。(p28,クーパー,早川書房,2016)
7.「バックエンド」「フロントエンド」と書き、
矢印でつなげて、「バックエンドをフロントエンドにつなげなければならない」と言う。
それだけで、なんだかすごく専門家っぽく見える。(p29,クーパー,早川書房,2016)
15.雲を描いて「曇りのない議論をしましょう」と言うか
「この雲を晴らすにはどうすればいい?」と聞く。
どちらにせよ、あなたはイノベーションの先導者に見える。(p31クーパー,早川書房,2016)
- 同僚を説得する方法
No.20 「会議についてメタ的な会話をする」 (p45)





- 社交が強要される場でスマートに見せる裏ワザ
No.96 「次の四半期で一番楽しみなのはなにかと聞かれたら『イノベーション』と答える」 (p173)

(飲み会で)一番楽しみなことについての議題が持ち上がったら(絶対に持ち上がる)、イノベーションについて語る。
イノベーションに向けた努力や、イノベーションの機会についてなにかコメントする。(p173,クーパー,早川書房,2016)
- 蛇足
いかがでしたでしょうか。
図書館でページをめくったら「それスケールする?」が出てきてしまい、
一瞬で心をもっていかれました。
この本、隅から隅までジョークか聞いていて本当に面白いです。
いま飲み会に居るのではないかと錯覚するような面白ビジネスあるあるが続々。
そのジョークは著者紹介にまで及んでいます。
著者のサラ・クーパーさんは
Yahoo!、Googleを経て現在無期限の休養中(本書の裏ワザを実践したため)
また訳のビジネスあるある研究会は何をしているかというと、
日夜、ビジネス書を読み漁り、TEDを見まくることで、数々の流行語とビジネスあるあるを蓄える一方、スキルはちっとも向上しないビジネスパーソン集団とのこと。
「分かる~」と笑いつつ、自分もそうじゃないかと思ったりするので笑えないやつですね。
これだけネタにしながらすぐビジョンとか言っちゃいますし、
ホワイトボードにベン図書いたりしますからね。
それにしてもこの本読みながら本当に楽しかったです。
最近は間違いなくコロナ禍前より仕事中毒ではなくなりました。
ですが仕事のアウトプットはむしろ前よりいい感じに出てたりもして、
仕事漬けになっているのって良くないんだな、色んな豊かな体験をして、そうした日常の目線が活かされて初めて創造的な仕事が出来るんだなと世の中でよく言われていることがやっと分かった気がします。生活者の視点、みたいな。
それでもなんだか、いきなり常識が一変したのでなんだかポッカリ心に穴が開いた部分もあったりして。
この本を読んですっごく久々に(趣味や家庭とは違う感じで)楽しかったんですよね。
こういうしょうもないあるある話とかしてる時間も
本当好きだったんだなあとしみじみ思います。
アラサーからどんどん年を重ねていく自分、これからどう生きようかなあなんて思ったりもしますが、思いつめすぎずに楽しく雲を晴らせればなと思います。

(と言ってこの絵をホワイトボードに描く)
サラ クーパー
早川書房
2016-12-15